合成法と化学的性質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 09:50 UTC 版)
「コーンフォース試薬」の記事における「合成法と化学的性質」の解説
コーンフォース試薬はピリジンに、三酸化クロムの濃縮水溶液をゆっくり添加することにより合成する。この反応は爆発を引き起こす可能性があるため、三酸化クロムは完全に水に溶かし、氷で溶液を冷却する。生成物をろ過し、アセトンで洗浄し、乾燥させると橙色の粉末が得られる。この粉末は空気に対して安定で、吸湿性も無く、pHもほとんど中性であり、取り扱いが容易である(ピリジニウムカチオンの存在により若干酸性である)。 コーンフォース試薬は水、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド (DMSO) に容易に溶けるが、アセトン、塩素化有機溶媒(ジクロロメタンなど)には溶けず、懸濁液となる。
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