原発性進行性失語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/25 09:08 UTC 版)
原発性進行性失語(primary progressive aphasia、PPA)は失語症が緩徐に進行する神経変性疾患の一群である。
- 1 原発性進行性失語とは
- 2 原発性進行性失語の概要
- 3 参考文献
原発性進行性失語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 09:04 UTC 版)
原発性進行性失語など神経変性疾患の一部では進行性失語の経過をとる。 進行性非流暢性失語 前頭側頭葉変性症の1つである。タウオパチー(FTLD-tau)との関連が示唆されている。症状は発話障害(発語失行(英語版))、文法障害、復唱障害、語想起障害、錯語などである。左シルビウス裂周囲(下前頭回、中心前回下部、島回)が責任病巣と考えられている。 意味性認知症 語義失語とも言う。意味記憶障害があり物の名前を聞いても何であるのか判らない。TDP43蛋白異常症(FTLD-TDP)との関連が示されている。責任病巣は左側頭葉前部である。 logopenic progressive aphasia アルツハイマー型認知症との関連が知られている。発話時の中断、語想起障害、復唱障害、錯語がみられる。左側頭葉後部や下頭頂小葉が責任病巣と考えられている。
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