単性説とは? わかりやすく解説

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単性説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/27 09:24 UTC 版)

単性説(たんせいせつ、Monophysitism)あるいは単性論(たんせいろん)とは、キリスト論において用いられたキリスト教用語で、受肉したイエス・キリストが単一の性(natura)のみを有するという説・論。"Monophysitism"の語源はギリシャ語で1つを意味する"mono"と本性を意味する"physis"という言葉である。カルケドン公会議で採択された、キリストは神性と人性という二つの本性を持つという立場(両性説)によって否定された立場である[1]


  1. ^ a b c 『キリスト教大辞典』(144頁、321頁、322頁、教文館、昭和52年改訂新版第4版)
  2. ^ Monophysitism”. orthodoxwiki.org. OrthodoxWiki. FrJohn (2009年12月18日11:21). 2010年10月14日閲覧。
  3. ^ フスト・ゴンサレス 著、鈴木浩 訳 『キリスト教神学基本用語集』教文館、2010年10月、176頁。ISBN 978-4-7642-4035-3OCLC 751993980 
  4. ^ エウテュケスが最初に単性論を提起した人物とされている[3]
  5. ^ a b シリア正教Q&A”. www.syrian.jp. 2010年10月14日閲覧。


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