半疑問形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/17 08:58 UTC 版)
半疑問形(はんぎもんけい)、または半クエスチョンとは日本語で、文節の末尾を上げて疑問形のような形にすることである。尻上がりイントネーション[1]とも。
日本語では1970年代に関東で発生し女性が使いはじめ急速に広まった[1]。
英語などではこういった話し方は"uptalk"と呼ばれ、日常的で一般的なものである[2]。アメリカ英語では若い男性と女性のどちらにも uptalk は使われるが、自信なさげな女性のステレオタイプとして信じられている[3]。
効果
日本語では相手の知識の確認を求める意味で用いられる[4]。
また、相手の注意を引く[4]、という効果が得られる。
それ以外には、断定を避けつつも強調する[4]、もしくは感情を含ませつつ強調するという効果もある[要出典]。
聞き手はこれらの効果の違いに関わらず、「かわいい」「甘えている」「押し付けがましい」といった印象を持つという調査結果もある。
起源
その他には栃木県や茨城県の「尻上がり」と呼ばれる方言の一種(東関東方言)との関連性と結びつけた説もある[2]。
参考文献
- ^ a b 木部暢子・竹田晃子・田中ゆかり・日高水穂・三井はるみ 編著方言学入門 pp040-041[1] 2013年
- ^ a b 「日本語ウォッチング」、井上史雄著、岩波新書、1998年
- ^ A Female Senator Explains Why Uptalk Is Part of Women's 'Nature' Emma Green Jan 16, 2014
- ^ a b c ●半クエスチョンの機能●津田優香里“-日本語の熊手:日本語学小論-”. 2015年11月閲覧。
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