勝手社
勝手塚古墳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 02:16 UTC 版)
勝手塚古墳(かってづかこふん)は上志段味(かみしだみ)地区に点在する志段味古墳群のひとつ。 前方部が小さい帆立貝式前方後円墳で、全長53メートル、後円部は直径39メートル、高さ6.5メートル、前方部は長さ14メートル、幅21メートル、高さ2.3メートル。後円部は墳頂に勝手社が置かれているが、現在も一部に痕跡が見られる事から2段築造であったと考えられている。内部主体は不明。周辺を整備した際に円筒埴輪や須恵器片が出土しており、従来は5世紀の築造と考えられていたが、最近では6世紀との説も出されている。2008年に名古屋市教育委員会が行なった調査で、墳丘を囲む円筒埴輪列の一部が残存している事が確認された。 かつては周濠が二重に巡らされていたと伝わるが、現存するのは西から北にかけての内濠の一部とそれを囲む周堤のみ。 2014年(平成26年)10月6日付で国の史跡「志段味古墳群」として追加指定。
※この「勝手塚古墳」の解説は、「勝手社」の解説の一部です。
「勝手塚古墳」を含む「勝手社」の記事については、「勝手社」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- 勝手塚古墳のページへのリンク