加振機
構造体の振動騒音特性を実験的に調べるために、人為的に振動を起こさせる装置のこと。加振機には機械式、油圧式、動電型、圧電型などがある。機械式は極低周波(数十ヘルツ以下)で大加振力が得られ、フレームやシャシー部品など大物構造体の強度、耐久試験に使われる。油圧式は小型で大加振力が得られ、極低周波から1kHz程度まで加振が可能で、任意の波形を容易に発生できることから車体、シャシーほか多くの部品の振動解析、強度、耐久試験に活用され、ロードシミュレーターなどの多軸加振機にも使われている。動電型は加振力としては油圧より低いが、数キロヘルツまで可能で中・小物の加振に使われる。圧電型は数十キロヘルツまで可能であるが、加振力は小さい。
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