加圧冷却システム
液冷エンジンにおいて、冷却系内を加圧して沸点の上昇をはかるシステム。例えば、大気圧に対して0.9気圧加圧すると、水の場合は沸点が119℃になり、オーバーヒートしにくくなる。加圧圧力の調整は一般に、ラジエーターキャップに内蔵されているレリーフバルブ式のものが多く使用されている。レリーフバルブはスプリングと受圧面積型の弁体とで構成されている。エンジンが冷えたとき、系内の圧力が過度に低くならないように、チェックバルブを介して、リザーブタンクから冷却液を系内に吸引するようになっている。
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