力の指輪
力の指輪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 10:17 UTC 版)
サウロンもまた第一紀を生き延び、モルゴス亡き後の新たな冥王たらんとし、エルフたちを支配することを欲した。かれは美しい姿を装うと、助言をたずさえてエルフたちを訪れた。エレギオンにおいてもかれは歓迎され、かれの助言のもと、力の指輪が数多く作られた。しかしサウロンが一つの指輪をつくり身に付けると、エルフたちはサウロンの正体と、かれらの指輪がサウロンの指輪の支配下にあることに気付き、これをはずした。エルフの支配に失敗したサウロンは怒り、全ての力の指輪を引き渡すことを要求したが、エルフはこれを隠した。サウロンはエレギオンを攻め、これを滅ぼし、ドワーフの七つの指輪と人間の九つの指輪を手に入れたが、エルフの三つの指輪はかれから隠されたままだった。ケレブリンボールはサウロンに捕らえられ、拷問のすえ死に、サウロンはその死体を吊り下げ旗印として進軍した。
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