共通感覚とは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 03:53 UTC 版)
中村が『共通感覚論』なる自著で、用いた用語。「常識」のことを英語で「コモンセンス」というが、これはアリストテレスの哲学用語である「センススコムニス」が語源である。コモンセンスは「社会の各構成員の間に共通な感覚」という意味だが、センススコムニスは「五感の統合様式」という意味合いだった。両者を綜合しようという試みが本書でなされており、刊行当時に流行していたパラダイム論を身体論的に捉え直そうとしたものとみられる。 この共通感覚は、カントの「統覚」に非常に近い概念だと、西田哲学についての講演で語っている。
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