先天性相貌失認
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 07:08 UTC 版)
先天的に相貌失認を発症する確率は2%程度と推定されており、一般的に想像されるよりかなり多い。 人間の個体識別は顔の認識だけでなく声や着衣、体格、振る舞いなど様々な情報を総合して行われており、顔の認識に障害があっても他の機能で代償し、日常生活に支障をきたしていないため、相貌失認を自覚していない人が相当に存在すると考えられる。 なお、遺伝による生得的症例である可能性も否定できず、1999年には父親と2人の娘にのみ障害があらわれ、母親と息子には障害が見られないという家族が報告されている。
※この「先天性相貌失認」の解説は、「相貌失認」の解説の一部です。
「先天性相貌失認」を含む「相貌失認」の記事については、「相貌失認」の概要を参照ください。
- 先天性相貌失認のページへのリンク