佐賀錦とは? わかりやすく解説

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さが‐にしき【佐賀錦】

読み方:さがにしき

縦糸金銀箔を紙にはって細く切ったもの、横糸多彩な絹糸用いて幾何学模様や絵模様織り出した手織り錦織物。江戸中期佐賀鹿島藩鍋島家9代夫人創案という。紙入れハンドバッグなどに用いる。

佐賀錦の画像

佐賀錦

名称: 佐賀錦
ふりがな さがにしき
芸能工芸区分 工芸技術
種別 染織
認定区分 各個認定
指定年月日 1994.06.27(平成6.06.27)
解除年月日
指定要件
備考
解説文:  佐賀錦は、和紙または金銀の箔【はく】や漆【うるし】を置いた和紙細く裁断して経紙たてがみ】とし、多彩な絹糸緯糸ぬきいと】として竹箆たけべら】を用いて織る染織技法であり、綾織あやおり】を中心とし、菱形ひしがた】、紗綾形さやがた】などの幾何学文様基調とする。江戸時代後期佐賀鹿島【かしま】・鍋島なべしま】藩の城内女性たしなみとして制作され始めたといわれる初め組物くみもの】、組錦【くみにしき】とよばれていたが、後に広く流行発達し明治時代後期以降「佐賀錦」の呼称広く用いられている。
 伝統的な技法基本しながら素材吟味織り方創意工夫加えられ工芸品として高い評価を得、佐賀錦の作域を大きく広げる制作活動が行われており、歴史的に芸術的に価値の高い染織技法となっている。
工芸技術のほかの用語一覧
手漉和紙(てすきわし):  越前奉書
木竹工:  木工芸  竹工芸
染織:  佐賀錦  刺繍  友禅  有職織物

佐賀錦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/23 05:00 UTC 版)

佐賀錦(さがにしき)は、肥前国鹿島藩(現在の佐賀県鹿島市周辺)の御殿女中に受け継がれた織物。箔糸(金銀箔を漆で和紙に貼り、細く切ったもの)を経糸とし、絹糸を緯糸にするのが特徴である。鹿島錦とも。




  1. ^ 佐賀県の伝統工芸品」、佐賀県、2016年2月6日閲覧。
  2. ^ 佐賀錦の人間国宝・古賀フミさん死去」、佐賀新聞、2015年6月8日、2016年2月6日閲覧。


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