伊勢大神楽の一年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 15:31 UTC 版)
伊勢大神楽の各社中は古来より受け継がれてきた檀那場を今日まで守っている。宗家山本源太夫の一年を例示すると、一行は大晦日に三重県桑名市を出発し、同日中に滋賀県愛知郡愛荘町に入る。元旦には愛知川の八幡神社にて一年の舞初めを行った後、回檀を始め四月まで東近江市・近江八幡市・長浜市など同県下を回檀している。四月十四日には一度三重へと戻り、伊勢大神楽講社の全家元・神楽師達が伊勢神宮へと御垣内参りし、内宮参集殿能舞台にて総舞を奉納している。五月には福井県へ移動し越前市・福井市・鯖江市を順次回檀する。九月から大阪府へと移り藤井寺市・松原市・堺市・羽曳野市・富田林市・狭山市等を回檀し十二月の神講(増田神社の例大祭)に合わせ桑名へと帰っていく。
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