他の推論方法との比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/03 01:24 UTC 版)
帰納という言葉は広義には演繹ではない推論(枚挙的帰納法、アナロジー、アブダクション)全般のことを指すが、狭義には枚挙的帰納法(英: enumerative induction)のことを指す言葉として使われる。ここでは演繹を含め、それぞれの推論が持つ特徴を比較する。 演繹(deduction)演繹ではない推論(広い意味での帰納 induction)枚挙的帰納法(狭義の帰納)アナロジー(類推)アブダクション(仮説形成)例<前提1> AならばBである。 <前提2> Aである。 <前提1> a1はPである。 <前提2> a2もPである。 <前提1> aはPである。 <前提2> bはaと似ている。 <前提1> aである。 <前提2> Hと仮定すると、aがうまく説明される。 <結論> Bである。 <結論> (たぶん)全てのaはPである。 <結論> (たぶん)bはPである。 <結論> (たぶん)Hである。 情報量増えない。(結論の内容は全て前提の内容に含まれている) 増える。(結論は、前提に含まれていた内容を超える内容を持つ) 真理保存性○(妥当な演繹的推論は、前提が正しければ(健全であれば)、必ず結論は正しい) ×(前提が正しくても、結論の正しさは保証されない)
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