乗り物酔いの薬(鎮暈薬)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 01:02 UTC 版)
「一般用医薬品の種類と有効成分」の記事における「乗り物酔いの薬(鎮暈薬)」の解説
鎮暈とはめまいを鎮めること。乗り物酔いの原因は平衡機能の異常によるものであるため、それらによる吐き気、頭痛などを緩和する目的のもので、様々な作用を持った成分を配合している。 抗めまい成分 ジフェニドール塩酸塩 厳密に言えば、抗ヒスタミン成分でもある。 抗ヒスタミン成分 メクリジン塩酸塩 持続性を持つため、市販の乗り物酔い薬には多く配合される。 ジメンヒドリナート 抗コリン成分 スコポラミン臭化水素酸塩 消化管の緊張低下により吐き気を防止する。即効性があるが、持続性がない。 ロートエキス 主に胃液分泌抑制成分として胃腸薬に配合されるが、比較的長い持続性を期待してスコポラミンの代用に用いることがある。その場合、絶対に同成分配合の胃腸薬と併用してはいけない。 鎮静成分 脳に軽い刺激を与え、混乱を軽減する。 キサンチン系 ジプロフィリン テオフィリン スイッチOTC。 その他 カフェイン 局所麻酔成分 嘔吐中枢を麻痺させる。アミノ安息香酸エチル
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