中国高官による核攻撃発言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 13:48 UTC 版)
「中国脅威論」の記事における「中国高官による核攻撃発言」の解説
1995年、人民解放軍副総参謀長の熊光楷中将が「もし米国が台湾に介入したら、中国は核ミサイルでロサンゼルスを破壊する。米国は台北よりロサンゼルスを心配した方がよい」として、台湾海峡での武力紛争に米国が介入した場合、中国はロサンゼルスに対して核攻撃する可能性があると表明した。 なお、中国は伝統的に1964年から核の先制不使用を自国の核戦略としてきた。しかし2005年7月14日、国防大学教授・中国人民解放軍少将の朱成虎は「(中国は一貫して)核兵器先制不使用」は軍事戦略の基本方針であり、非核の通常兵器による戦争になっても、先に核兵器は使用しないと宣言してきたが、「核兵器先制不使用」は「非核の国との戦争にのみ適用される原則だ」「この種の方針はよく変わる」と明言した。 2011年までの中国国防白書には「中国は、いつ、いかなる状況下であっても、核兵器を先制的に使用しない」と核保有国で唯一核の先制不使用を表明していたが、2013年から記述が削除された。
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