両A面シングル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 19:37 UTC 版)
「Billboard Hot 100」の記事における「両A面シングル」の解説
『ビルボード』は「両A面シングル」と見なされるものの、Hot 100におけるポリシーも何度か変更している。Hot 100チャートの前身 "Best Sellers In Stores" においては、A面とB面を一括でチャートインさせ、より多く流れていた面(他のチャートに基づいていた)を先に表記していた。最も有名な曲の一つとしてエルヴィス・プレスリーの「冷たくしないで」/「ハウンド・ドッグ」がある。プレスリーのシングルがチャートに登場している間、表面は2曲のどちらかが行ったり来たりしていた。しかし、同時に存在した "Most Played By Jockeys"、"Most Played In Jukeboxes"、"Top 100" では他のすべての曲と同様に、2曲は別々にチャートインしていた。1958年のHot 100のイニシエーションにより、前身のTop 100のようにA面とB面は別々にチャートインすることになった。 1969年11月29日付のHot 100チャートから、このルールは変更された。もし、両面ともエアプレイ回数が多ければ、2曲の合算でチャートインすることになった。その結果、ビートルズの「カム・トゥゲザー」/「サムシング」は同日付のHot 100で2曲のポイントが合算されて1位となった。これは、1972年に論争の種となった。それは、大半の大手レコード会社が1960年代以後、一般的に行うようになった「同じ曲をシングルの両面に収録し、ラジオに提供する」という方法のためである。 もっと複雑な問題が出てきた。典型的なA面、B面フォーマットが12インチシングルやマキシシングルで発売されるようになって、多くのそういったシングルはB面に2曲以上収録するようになった。さらなる問題としては数例において、B面曲がA面曲を人気で上回ってしまった場合があった。そういう場合、すぐにレコード会社は新しいシングルを出した。元々のB面曲がA面曲となり、「新しい」B面曲が一緒に収録された。 アルバムカットをHot 100に含めることによって両面ヒットは消滅した。
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