与長楽寺一翁偈語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 17:29 UTC 版)
『与長楽寺一翁偈語』(ちょうらくじ いっとうにあたう げご)は、弘安2年(1279年)、無学が上野国世良田・長楽寺の一翁院豪に書いて与えた偈。もとは巻子であったと考えられるが、今は4幅に分けて表装されている。第3幅と第4幅は跋語になっており、その跋語によると一翁は無準師範の門下で、無学祖元と同門にあたるが、その時は互いに知らなかったとある。そして40年後、一翁は日本で無学に参じ、その法を嗣いだ。無学の書は概ね行書を用い、甚だ格調が高い。紙本、31.5cm×86.5cm(各幅)。相国寺蔵。国宝(指定名称は無学祖元墨蹟(与長楽寺一翁偈語 弘安二年十一月一日))。
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