一般投票直後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 05:40 UTC 版)
「2000年アメリカ合衆国大統領選挙」の記事における「一般投票直後」の解説
一般投票の開票では、25人の選挙人団枠をもつフロリダ州においてもつれ込んだ。その他の州では、ゴアが255人、ブッシュが246人の選挙人団枠を獲得し、フロリダ州での勝者が過半数の270人以上を得て次期大統領となる形勢となった。 マスメディア各社は、アメリカ東部時間の20時ごろにゴアのフロリダでの当確を報じたが、まもなく当確を取り消し、翌日未明にはブッシュの当確を報じた。この時には他の州の形勢も判明していたため、敗北と判断したゴアはアメリカでの慣行に則ってブッシュに当選祝いの電話を入れた。 ところが、フロリダでの得票差は同州の州法によると再集計が求められる0.5%未満であることが分かったため、ゴアはブッシュに対して取り消しの電話を入れる。メディア各社も「too close to call」(僅差のため未確定)と報じた。 なお、選挙人枠5人のニューメキシコ州と、7人のオレゴン州も同様に僅差により勝敗不明であったが、これらの州の計12人枠をいずれの候補が獲得しても最終の勝敗には影響を与え得ない形勢であった。後に両州ともゴアの勝利が確定し、ゴアの獲得枠は267人となった。 フロリダ州州務省が8日に発表した同州の開票結果は、ブッシュが290万9135票、ゴアが290万7351票、差は1784票であった。
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