ヴィオラ・ダ・ガンバ属のサイズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 16:33 UTC 版)
「ヴィオラ・ダ・ガンバ」の記事における「ヴィオラ・ダ・ガンバ属のサイズ」の解説
ヴァイオリン属と同様に音域の異なるいくつかのサイズがあり、一つの「属」をなす。音域の高いほうからトレブル(フランスではドゥシュ、ドイツではディスカント)、アルト、テノール、バスがあり、その他にドゥシュより高いパルドゥシュ(フランス)、バスより低いグレートバス、コントラバスがある。このうち、コントラバスは特別にヴィオローネとも呼ばれる。なお、バスあるいは小型のバスを特殊な用途に使う場合、イタリアで「ヴィオラ・バスタルダ」、イギリスで「リラ・ヴァイオル」、「ディヴィジョン・ヴァイオル」と、それぞれ特別な名称で呼ばれた。 ヴィオラ・ダ・ガンバのみによるアンサンブル(コンソート)には主にトレブル、テノール、バスが用いられた。しかし、17世紀半ば以降同属楽器のアンサンブルという演奏形態が廃れる中、ヴィオラ・ダ・ガンバも、独奏楽器として重用されたバス以外ほとんど使われなくなり、単にヴィオラ・ダ・ガンバといえばバスを指すようになった。
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