ヴァンディミオン家
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「ベルセルクの登場人物」の記事における「ヴァンディミオン家」の解説
フェディリコ 声 - 北島善紀(アニメ第2作) 本名は「フェディリコ・ド・ヴァンディミオン」。ヴァンディミオン家当主。尊号は「天秤の主」。同家の莫大な財力を背景に比類なき影響力を持つ、法王庁教圏における事実上の最高権力者。家族に対しては酷薄で家父長権を振りかざし、たとえ実子であろうともヴァンディミオン家当主としての地位で接する。 夫人の分析によれば、全てを自分の手の及ぶ中に置きたがり、自分の範囲内だけで世界の事象を計り納めたつもりになって安心している弱い人物。それゆえ自分の範疇外の行動をする娘のファルネーゼは不可解で怖れているとのこと。しかし、自分を含む法王庁教圏の有力者たちの前でファルネーゼが魔術を使用した際には、幻覚によって教圏の首脳部に打撃を与えて混乱させようとする敵の策略であるという論理を強引に押し通す開き直りを見せた。これには夫人も「マニフィコとは役者が違う」と呆れ半分で感心していた。 ヴァンディミオン夫人 声 - 喜代原まり(アニメ第2作) フェディリコの妻。鋭い観察眼と洞察力の持ち主で舌鋒鋭い女性。自身の子は「さん」付けで呼ぶ。 大資産家だが閉塞的なヴァンディミオン家とその男連中を諦観し、子育てもそこそこに放蕩の日々を送っている。夫のことを「病的なまでの世界の奴隷」と見ているが、度量は認めている。ファルネーゼに対し、彼女が幼い頃に見せた奇矯な行動は、鬱屈した思いの表現であったこと、父のフェディリコがそれを理解できない故に娘を恐れていることを指摘した。ファルネーゼの性質を「感じることに関しては芸術的、人一倍痛みを知るあなたは誰よりも優しくなれる」「あなたのような娘を持って鼻が高い」と評し、舞踏会で娘の立場が危うくなった時は焦りの表情を見せていた。 ジョルジオ 本名は「ジョルジオ・ド・ヴァンディミオン」。フェディリコの長男。フェディリコの片腕でヴァンディミオン銀行共同経営者、法王庁会計院総財務管理者、事実上同家次期当主。 ポリティアーノ 本名は「ポリティアーノ・ド・ヴァンディミオン」。フェディリコの次男。法王庁領大総督兼枢機卿。次期法王の最有力候補と目される。気前が良く人気があるが健康面で不安視されており、法王の座に就いても短期になるのではとの噂。
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