ワイ人とは? わかりやすく解説

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/27 20:39 UTC 版)

(わい、拼音: Huì)は、中国の史書である『三国志』や『後漢書』などに記されている古代民族。『漢書武帝紀では、『漢書』食貨志ではと表記される。中国正史および古文献によると、紀元前2世紀以来、約10世紀にわたり、朝鮮半島咸鏡道から江原道にかけての沿海地帯および中国松花江付近に実在し、漁撈狩猟を主たる生業としながら、海産物を中国内陸へもたらすなど遠隔交易にも従事していた[1]。また、麻を植えて麻布を織る他、桑を植えて蚕を育て、真綿の布を織っていた[2]


  1. ^ a b c d 李成市『古代東北アジア諸民族の対日本通交--穢・高句麗・渤海を中心に』大和書房〈東アジアの古代文化 (96)〉、1998年8月、92-93頁。 
  2. ^ 『東アジア民族史 1-正史東夷伝』平凡社、1974、94,98頁。 
  3. ^ 田中俊明『朝鮮地域史の形成』岩波書店〈世界歴史〉、1999年、135頁。ISBN 978-4000108294 
  4. ^ 蒼海郡の廃止は前126年のことで、蒼海郡への道路建設で漢の国内や蒼海郡の人々が反対運動をおこしたので、この郡を廃止した。『史記』平準書・同公孫弘列伝、『漢書』武帝紀・同食貨志第四下
  5. ^ 『東アジア民族史 1-正史東夷伝』平凡社、1974、98頁。 
  6. ^ 『東アジア民族史 1-正史東夷伝』平凡社、1974、97頁。 
  7. ^ 『東アジア民族史 1-正史東夷伝』平凡社、1974、93頁。 
  8. ^ 『東アジア民族史 1-正史東夷伝』平凡社、1974、91頁。 
  9. ^ a b c d e 田中俊明『『魏志』東夷伝訳註初稿(1)』国立歴史民俗博物館〈国立歴史民俗博物館研究報告 151〉、2009年3月31日、437頁。 
  10. ^ 裴松之の注釈「果下馬はその背丈が三尺。これに乗ったまま果樹の下を通ることができる。それで果下と名付けられたのである。この馬のことは『博物志』や『魏都の賦』に見える。」
  11. ^ 『後漢書東夷伝』『三国志東夷伝』
  12. ^ 伊藤英人 (2021年). “濊倭同系論”. KOTONOHA 224号. 


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