トーキー
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トーキー(英: talkie)は、映像と音声が同期した映画のこと。サイレント映画(無声映画)の対義語として「トーキー映画」と呼ばれることもあるが冗語である。無声映画の対義語としては「発声映画」と呼ばれる。音声が同期した映画が一般的な現在では、あえて「トーキー」と呼ぶことはない。発声映画が最初に上映されたのは1900年のパリでのことだったが、商業的に成り立つにはさらに10年以上を要した。当初は映画フィルムとは別にレコード盤に録音したものを使っていたため同期が難しく、しかも録音や再生の音質も不十分だった。サウンドカメラの発明によって同期が簡単になり、1923年4月にニューヨークで世界で初めてその技術を使った短編映画が一般上映された。
- 1 トーキーとは
- 2 トーキーの概要
レコード・トーキー
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1929年には、「東京行進曲」のレコードを使用したレコード・トーキー方式による9.5mmフィルムの白黒映画『東京行進曲』が製作された。製作:服部小型映画研究所。監督はアマチュア映像作家の服部茂。現在のミュージッククリップに近いものと言われる。 アマチュア作品ながら評判になり、要望に応じて複製フィルムを頒布していた。頒布を中止するまでに100本が複製された。 2006年、複製フィルムとレコードが東京国立近代美術館フィルムセンター(現・国立映画アーカイブ)に寄贈された。2008年には複製フィルムを素材として、レコード音声入り35mmフィルムにブロー・アップした。また、2012年には原盤フィルムが服部の遺族から東京国立近代美術館フィルムセンターに寄贈されている。
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