ルーフトップ・コンサート
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ルーフトップ・コンサート (The Beatles' rooftop concert) は、1969年1月30日にビートルズがイギリス・ロンドンのサヴィル・ロウにあったアップル・コア本社の屋上で40分余にわたって行った非公開の生演奏である。「コンサート」と名付けられているが、実際はアルバム制作のために行われた録音の一環であったため、事前に告知されることはなく、関係者を除き観客もいなかった。
注釈
- ^ 「大都市のビルの屋上でゲリラ的に無許可コンサートを開く」というアイデアについては先例があった。アメリカのロックバンド、ジェファーソン・エアプレインが1968年12月7日、ニューヨークのホテルの屋上で突如演奏を始めた。この騒ぎに警察が駆けつけ制止、演奏は1曲のみで終了した。この一部始終はジャン=リュック・ゴダールによってフィルムに収められたが、『ワン・アメリカン・ムービー』として公開されたのは1972年になってからだった[10][11]。ビートルズや「ゲット・バック・セッション」の関係者がこの「悪ふざけ」のことを知っていたかどうかは定かではないが、マスコミの報道によって気づいていた可能性はある[10]。
- ^ このため一時的にマッカートニーのベースとスターのドラムス、プレストンのエレクトリックピアノの音しか聞こえない。
- ^ 将来のソフト化に備えたボーナス映像を本編に追加したために、実際は7時間50分におよぶものになった。
- ^ 日本では配信初日の25日にTOHOシネマズ日比谷でプレミア上映された。
- ^ 日本では2月9日から13日までの5日間限定で、全国39のIMAXが導入されているシアターで上映された[36]。また2月25日から3月3日の7日間限定でアンコール上映され[37]、さらに10日まで延長された[38]が、さらに全国3館で17日まで再延長された[39]。
出典
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- 1 ルーフトップ・コンサートとは
- 2 ルーフトップ・コンサートの概要
- 3 当日に至る経緯
- 4 当日
- 5 発表
- 6 参加メンバーと使用機材
- 7 参考文献
ルーフトップ・コンサート
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「レット・イット・ビー (映画)」の記事における「ルーフトップ・コンサート」の解説
詳細は「ルーフトップ・コンサート」を参照 映画プロジェクトの元々の構想では最後にライブ・ショー(1966年8月29日にサンフランシスコのキャンドルスティック・パークで最後のツアーを終えてから初の公式なライブ・パフォーマンス)で終わるというものであった。しかしライブの方法についての意見はなかなかまとまらなかった。ポール・マッカートニーはビートルズが初期に行っていたように小さいクラブで演奏することを主張し、ジョン・レノンはアフリカのような海外で行うことを主張した。リンゴ・スターはイングランドにとどまるよう要求し、ジョージ・ハリスンはどんなライブ・パフォーマンスにもほとんど興味を示さなかった。 結局、ライブの方法はアップル本社の屋上において予告無しでコンサートを行うことになった。ビートルズはプレストンと一緒に1969年1月30日、ゲリラ的にライブ演奏を行った。映画は屋上から大音量で鳴り響く演奏に驚くロンドンの住民たちの姿も記録されている。映画は駆けつけた警察官によって演奏が止められ、コンサートが終了するところで終わる。のちに「ルーフトップ・コンサート」呼ばれるこのコンサートはビートルズの最後の公式なライブ・パフォーマンスとなった。 ビートルズはルーフトップ・コンサート中に5曲演奏している。「ゲット・バック」(3回)、「ドント・レット・ミー・ダウン」(2回)、「アイヴ・ガッタ・フィーリング」(2回)、「ワン・アフター・909」と「ディグ・ア・ポニー」である。(ビートルズは短くしたゴッド・セイヴ・ザ・クイーンと短いリハーサルの「アイ・ウォント・ユー」も演奏したが、その間セカンドエンジニアのアラン・パーソンズがテープの入れ替え作業をしており、この演奏は映画から省かれてしまった)。 最後の曲が終わってから、マッカートニーが"Thanks Mo!"と言うのが聞こえる。これはモーリン・スターキーが大きな拍手と励ましを送ったことに応えたものである。それからレノンがよく知られた言葉である"I'd like to say 'thank you' on behalf of the group and ourselves, and I hope we passed the audition!"で閉じた。このやりとりはアルバム『レット・イット・ビー』の最後に追加された。
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