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ルノーサムスン・SM5
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/12/29 02:08 UTC 版)
ルノーサムスン・SM5(エスエムファイヴ)は韓国の自動車メーカーであるルノーサムスン自動車が製造する上級セダンである。
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概要
サムスングループの自動車部門として1994年に三星自動車が設立され、その4年後の1998年にサムスン初の乗用車となる「サムスンSM5」が誕生した。
その後、2000年にサムスン自動車はアジア経済危機により経営破綻し、その後フランス・ルノーの傘下となり会社名もルノーサムスン自動車と改名。以降は「ルノーサムスンSM5」として生産されている。
歴史
初代 (1998年-2005年)
1998年、A32型日産・セフィーロ(一部マキシマ)をベースに登場した。ボディとドア、エンジン、内装の大半、ならびにプラットフォーム、15インチアルミホイール(エクシモと同デザイン)はベース車と共用するが、前後のデザインはオリジナルである。
セフィーロとは違い、4気筒SRエンジン(1.8L、2.0L)と同LPG、そして6気筒VQエンジン(2L、2.5Lの2種。ちなみにVQエンジンは日産いわき工場から輸入されていた)のシリーズがあり、両車バンパー・グリル・パネルなどで内外装が差別化されていた。 尚、4気筒シリーズには5MTも用意されていた。
グレード名はBMWを意識してか、全モデルに共通する形式の「5」と排気量の頭2文字を組み合わせたものであり、1800ccの場合は「SM518」、V6・2500ccエンジンの場合は「SM525V」と言った具合に表記されていた。
第1回韓国カーオブザイヤーで大賞を受賞した2000年(この段階でアルミホイールも専用デザインとなる)とその2年後の2002年にMCを実施しているが、2度目のMCではティアドロップ形状のヘッドライトや新デザインのフロントグリルを採用するなどで豪華さを主張した。
初期にごく少量ではあるが後部ドア部分をストレッチさせ、3LのVQ30DEを搭載した「SM530L」なるものも生産された。
2代目(2005年-)
前期(2005年-2007年)
2005年1月登場。セフィーロをベースとした先代とは打って変わり、日産が新たに開発したFF-Lプラットフォームを採用したJ31型ティアナをベースとしている。
2004年に同じティアナをベースとしたVQエンジン搭載の上級車SM7がデビューしたため、VQ搭載モデルは廃止され、SR20IIエンジンのみの設定とした。
追って2005年9月、タクシー仕様の「SM5 TAXI」が追加された。このモデルには従来のミキサー式に代わり新開発のSR20IIのLPLiエンジン(LPG液状噴射の高性能モデル)が搭載され、136PSを発生する。また、4ATのほか通常モデルにはない5MTも用意されている。
インテリジェントキーや大型液晶モニター、リヤマルチリンクサスペンションなど装備的にもティアナの恩恵を受けている。
プラットフォームとボディーシェルこそSM7と共有するが、外観は大幅に差別化される。
後期(2007年-)
2007年7月2日、フロントマスクを中心としたマイナーチェンジを実施。「SM5ニューインプレッション」と称された新型は、新意匠のテールライト、新造形の前後バンパー(EUサイズのナンバープレートが合うようになっている)ならびにボンネット、ヘッドライトを採用したほか、インテリジェントキーにはドアミラーリトラクト機能を追加し、シートポジションメモリーも新採用した。
また今回、サムスン電子開発の室内空気清浄システム「スーパー・プラズマ・イオン(SPI)モジュール」をオプション設定とした。このSPIモジュールは空気中の水蒸気を分解することで活性水素と酸素イオンを大量に発生させ、ウイルスや細菌などを除去するという優れたシステムである。
なお、この改良を機に新開発のガソリンエンジンである「M4R」を搭載。同エンジンはラフェスタやブルーバードシルフィなどに搭載されている日産のMRエンジンの系列であり、従来のSR20IIと比較すると実に16kgもの減量化に成功している。 最高出力143PSで、燃費はリッターあたり約11kmと同クラス最高水準を実現。
タクシー仕様もマイナーチェンジされ、5MTは廃止されて4ATのみとなった。
これら大幅な改良を施すことによりSM7はもとよりティアナとの違いをもいっそう強めた。
2008年7月2日、従来オプション扱いだったスーパープラズマイオン (SPI) モジュールを標準化するなどの一部改良を施すと共に、2009年モデルに移行。また同年、発売10周年を迎えた。
2008年8月、中東地域向けにルノー・サフランとして輸出を開始。奇しくもサフランという名前はヴェルサティスが出る前に存在したルノーの上級車と同じである。
2008年11月 LEをベースにディスチャージヘッドランプ、ブラック色の本皮革シート、専用デザインの17インチアルミホイールなどを採用した「LE EXCLUSIVE」を発売。
2009年3月3日 SEプラスをベースに専用デザインの16インチアルミホイールとブラックの本皮革シート、ならびに運転席パワーシートを追加した特別仕様車「SE BLACK」を発売。
2009年4月 TAXIをベースに本革シートやバックセンサー等を備えながらも価格を抑えた特別仕様車「TAXIプレミアムブラック」を発売。同時に、ベース車のTAXIの価格を60万ウォン引き下げた。
2009年10月1日 グレードを「PE」「SE」「SE BLACK」「LE」「LE EXCLUSIVE」に集約した上で、PEには16インチアルミホイールやアルミキッキングプレートを、SEにはコンビニエンスパッケージと自動防眩ミラーを、SEブラックにはプライムパッケージを、LE系にはインダッシュ6CDチェンジャーを追加した。 また、障害者仕様(LPLi)はSEの場合、本皮革シートと本皮革ステアリングを追加しながらも価格を79万ウォン引き下げ、タクシー仕様は運転席シートフレームの構造を見直した上で同クラスのタクシーで唯一のデュアルステージエアバッグを標準装備させ、チルトステアリングやシートヒーターを追加しながらも価格を40万ウォン引き下げた。
3代目(2010年発売予定)
2009年12月1日 CEOのジャン・マリー・ウェルティジェ自らが2010年はじめに「NEW SM5」として発売することを発表[1]。同時にエクステリアとインテリアの写真も公開した。ベースは初代ティアナからDプラットフォームを採用する3代目ルノー・ラグナに変更されつつも、オリジナルボディが与えられる。ラグナにはハッチバック・ワゴン・クーペなど様々なボディが与えられるが、SM5は韓国におけるセダン信仰を重視して歴代同様セダンボディのみ(尚、開発には約3年の期間と約3600億ウォンの費用が投じられている)。同セグメントにおいて絶大な支持を受けているヒュンダイ・ソナタ(YF型)を追撃すべく流麗なスタイリングとしているのが今回の特徴である。エンジンは日産とルノーが共同開発した2Lガソリン(M4R)もしくは2Lディーゼル(M9R)を搭載予定。
2009年12月22日 予約開始とともに、グレード・装備・メカニズムの詳細を発表[2]。ボディサイズは全長x全幅x全高=4.885mmx1.830mmx1.490mmとわずかながら大きくなった。エンジンは2代目後期で登場したM4Rを改良した「M4R Ⅱ」を採用、これにジヤトコ製エクストロニックCVTを組み合わせることでスムースな走りを実現。全車にEBD付きABS、4輪ディスクブレーキ、LEDリヤコンビネーションレンズ、スマートエアバッグを標準装備することで安全性を訴求。また、グレードによりAFSつきディスチャージヘッドランプ、インテリジェントスマートカードキーシステム、米・BOSE社と共同開発したオーディオシステム、マッサージ機能つき本皮革&パワーシート、バックセンサー、オートライトシステム、2代目ティアナにも採用されている大型ガラスサンルーフ、QM5で採用済の電子式パーキングブレーキをも装備することで利便性と上質感を両立させた。グレードは廉価版「PE」、量販グレード「SE」「SEプラス」、スポーティーグレード「XE」、上級グレード「LE」、最上級グレード「RE」の計6種とし、ボディーカラーはすべて新色で計7色を用意。
尚、概要はメーカー公式サイトで確認可能である。
グレード
2010年モデルのグレード構成は以下となっている(除タクシー仕様、障害者仕様)。
- PE(=Pride Edition、廉価グレード)
- SE(=Sensible Edition、量販グレード)
- SEブラック(SEプラスがベースの特別仕様)
- LE(=Luxury Edition、上級グレード)
- LEエクスクルーシブ(LEがベースの特別仕様)
車名の由来
車名の「SM5」とはSは「SAMSUNG」あるいは「SEDAN」の、Mはドライブを意味する「Motoring」のそれぞれの頭文字、5は車格を意味する。
関連項目
脚注
- ^ NEW CAR MODELS2009年12月1日
- ^ ニューSM5、2000万~2600万ウォン 事前予約開始daum.net
外部リンク
- ルノーサムスン自動車 - 公式サイト
- RENAULT.COM SAFRANE(英語)
- SM530Lの記事(韓国語)
- SM5をルノー・サフランとして輸出することを伝える記事(韓国語)
- SM5 CLUB サイト
- NEW SM5 CLUB サイト
- 3代目SM5ティザーサイト

