リズムとパート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 02:57 UTC 版)
ケチャの合唱は、端的に言えば「打楽器で表現すべきメロディのないリズム・パートを口三味線で唱える」ものである。 主旋律を刻むのがタンブールと呼ばれるパートであり、これは単独で「シリリリ・プン・プン・プン」と発声しながらメトロノームのように基本的な四拍子を刻み、全体のリズムを保つ。さらに、プポは、単独でメロディーを歌う。そして、この2人以外の全員が以下の4つのパートに分かれ混ざりあって座り、サルの鳴き声を模倣したピッチを持たない「チャッ」「チャッ」というような発声を行う。 プニャチャ 四拍子の間に「チャ」という叫び声を7回入れる。 チャク・リマ 四拍子の中に「チャ」を5回入れる。 チャク・ナム 四拍子の中に「チャ」を6回入れる。 プニャンロット チャク・ナムを16分の1後ろにずらして刻む。 このようにそれぞれのパートが一定のリズム・パターンを持っており、これが全体として合わさると「ケチャケチャケチャケチャ」という16ビートのリズムのように聞こえる。「ケチャ」という呼称はこれによるとされる。
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