ラオスとマレーシアの関係とは? わかりやすく解説

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ラオスとマレーシアの関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/31 08:55 UTC 版)

ラオス・マレーシア関係

ラオス

マレーシア

ラオスとマレーシアの関係とは、ラオスマレーシアの間の国際関係のことである。マレーシアはヴィエンチャン大使館を、ラオスはクアラルンプール大使館を、それぞれ置いている。両国とも、東南アジア諸国連合 (ASEAN) の加盟国である。

歴史

ソ連は、共産圏崩壊までの間、ラオスの発展のために支援を行うだけの余裕がなかった[1]。これによってラオスは、自国の発展を支援してくれる国を他に捜すこととなったが、このことがラオスに中立的な外交政策を採用させるようになった[1]。この中立的な政策が採用された時、ラオスはマレーシアとの関係を構築した[1]。両国においては、1966年7月1日に外交関係が結ばれた[2]。この二国間関係は、マレーシアの元国王 (アゴン) であるミザン・ザイナル・アビディンによって支えられた[3]

外交関係

両国の国家元首級の公式訪問としては、2010年6月にマレーシア首相のナジブ・ラザクがラオスを、同年11月にはラオス国家主席のチュンマリー・サイニャソーンがマレーシアを、それぞれ公式訪問した[2]

経済関係

2003年の二国間貿易は240万米ドルほどの小さな規模しかなかったものの、2004年には270万米ドルに拡大した[4]。さらに2009年は、マレーシアからラオスへの輸出は740万米ドルに達し、マレーシア人によるラオスへの投資も、1億5,000万米ドルとなっている[5]。両国はまた、二国間貿易協定、ツーリズム協定、投資保証協定、航空輸送協定、経済科学技術協力協定といった、二国間関係の拡大に資する多様な協定を結んでいる[4]。マレーシアは、ラオスにとって9番目の投資国である[5][6]

参考文献

  1. ^ a b c Martin Stuart-Fox (28 September 1997). A History of Laos. Cambridge University Press. pp. 200–. ISBN 978-0-521-59746-3. https://books.google.co.jp/books?id=8VvvevRkX-EC&pg=PA200&redir_esc=y&hl=ja 
  2. ^ a b Corporate Information”. Ministry of Foreign Affairs, Malaysia. 2015年6月21日閲覧。
  3. ^ KING HOPES MALAYSIA, LAOS CONTINUE COOPERATION FOR MUTUAL BENEFITS”. Bernama英語版, Prime Minister's Office of Malaysia (2010年11月25日). 2013年11月18日閲覧。
  4. ^ a b Trade Relations between Lao PDR and Malaysia (PDF)”. Smepdo.org. 2013年11月18日閲覧。
  5. ^ a b Laos, Malaysia sign three cooperation documents”. Vientiane Times, Lao Investors House (2010年6月4日). 2013年11月18日閲覧。
  6. ^ NA president receives Malaysian Ambassador”. The National Assembly of The Lao People's Democratic Republic. 2013年11月18日閲覧。



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