ラウントリーズ社のココア工場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 04:08 UTC 版)
「シーボーム・ラウントリー」の記事における「ラウントリーズ社のココア工場」の解説
ラウントリーは、訓練を受けた専門家に大いに信を置いており、そのココア工場に多数の専門家を雇用していた。その中には、オリヴァー・シェルドン(英語版)、リンドール・アーウィック、クラレンス・ノースコット(英語版)博士などが含まれていた。工場は、テイラー協会(英語版)の企業会員となっており、その会長であったヘンリー・ウィラード・デニソンにも賞賛されていた。 1922年には、ラウントリーの監督の下で、産業心理学部門が設けられ、イギリスにおいて心理学的な採用試験を導入した先駆的な取り組みを行った。心理学者として雇用されたヴィクター・ムアリーズ (Victor Moorrees) は、志願者が上手にチョコレートを箱詰めできるかを見極めるために、形の異なる板を多数用いた新しいテスト (the form board selection test) を開発した。 また、ラウントリーは、全国産業心理学研究所 (National Institute of Industrial Psychology) にも深く関わり、1921年の創設時から役員を務め、1940年から1947年にかけては会長を務め、役員を退任したのは1949年であった。
※この「ラウントリーズ社のココア工場」の解説は、「シーボーム・ラウントリー」の解説の一部です。
「ラウントリーズ社のココア工場」を含む「シーボーム・ラウントリー」の記事については、「シーボーム・ラウントリー」の概要を参照ください。
- ラウントリーズ社のココア工場のページへのリンク