マーチソン・レター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/21 05:10 UTC 版)
「1888年アメリカ合衆国大統領選挙」の記事における「マーチソン・レター」の解説
投票日の丁度2週間前、共和党は駐米英国大使ライオネル・サックヴィル=ウェスト(英語版)卿の信書「マーチソン・レター(英語版)」なるものを公開、イギリスの見解ではクリーブランドが恐らくは最善の者であると示唆する内容だった。 実はこの手紙は、ジョージ・オズグッドビーというカリフォルニア州在住の共和党員が、元イギリス人で現在はカリフォルニア州に住んでいる「チャールズ・F・マーチソン」という偽名で出した「来るべき大統領選では誰に投票すべきか」という手紙への返事だった。これは、1884年アメリカ合衆国大統領選挙での大ポカ「厄介者でローマカトリック教徒で反逆者」に正に匹敵する効果をアイルランド系アメリカ人有権者に与え、クリーブランドがニューヨーク州を落とす結果になった。また、軽率にも他国の選挙に関わることになってしまったサックヴィル=ウェストも、イギリス大使を解任されている。
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