マルコム・Xとネーション・オブ・イスラム
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「The Ballot or the Bullet」の記事における「マルコム・Xとネーション・オブ・イスラム」の解説
1964年の3月8日、マルコム・X は、ネーション・オブ・イスラムからの脱退を表明した。この組織は、ブラック・ナショナリストの宗教組織のひとつであり、彼は10年近くこの組織のスポークスマンだった。ネーション・オブ・イスラムは、アフリカ系アメリカ人を助けるための支援をしていたが、公民権運動について、明確に反対していた。公民権運動は人種統合 (racial integration) を支持して人種分離 (racial segregation または (racial separation) には反対であり、ネーション・オブ・イスラムは人種分離を目指していたからである。公民権運動の目的のひとつは、アフリカ系アメリカ人に対する公民権剥奪 (disfranchisement) に、終わりを告げることであったが、ネーション・オブ・イスラムは、政治的過程において、この運動への参加を信徒に禁止していた。 マルコムはネーション・オブ・イスラムを去った時、公民権運動に協力するという意志を宣言した。彼は、公民権運動の指導者たちに「私は、(彼らの言った)私へのすべての悪言は水に流した、そして彼らもまた、私が彼らについて言った多くの悪言を水に流せると祈る」となだめた。
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