マリナーズGM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 10:02 UTC 版)
「ジャック・ズレンシック」の記事における「マリナーズGM」の解説
2008年10月、解任されたビル・バベシ前GMの後任としてシアトル・マリナーズのGMに就任。同年61勝101敗で地区最下位に沈んだチームの再建に着手する。 ズレンシックは投手有利の本拠地セーフコ・フィールドを考慮し、大砲獲得よりも機動力を重視した“つなぎの野球”を標榜するとともに、メジャーリーグでも屈指の守備力を誇るフランクリン・グティエレス、ジャック・ウィルソンを獲得するなど、守備重視の姿勢を鮮明にした。2009年のマリナーズはリーグ1位のチーム防御率を記録した投手陣の奮闘もあり、前年から24勝上積みの85勝77敗と健闘した。 2009年のオフは、バベシ前GMが大型契約を結んでいた城島健司、エイドリアン・ベルトレ、ミゲル・バティスタ、ジャロッド・ウォッシュバーンらが相次いで退団。ズレンシックは豊富な余剰資金を元に30球団で最も積極的な補強を行い、トレードでフィリーズからサイ・ヤング賞左腕のクリフ・リーを獲得。更に、同地区のライバル球団エンゼルスからショーン・フィギンズを4年3600万ドルで獲得した。現有戦力の引き留めにも力を入れ、エースのフェリックス・ヘルナンデスと5年7800万ドル、フランクリン・グティエレスと4年2050万ドル、ジャック・ウィルソンと2年1000万ドルで契約を延長、ケン・グリフィー・ジュニア、エリック・ベダードとも安価での再契約を行った。ラッセル・ブラニアンの退団で宙に浮いていた一塁のポジションには、打力こそ劣るが堅守のケイシー・コッチマンをレッドソックスから獲得した。また、7月にパイレーツへ放出したジェフ・クレメント(2005年全体3位)に続いて、バベシGM時代のドラフト1巡目選手であるブランドン・モロー(2006年全体5位)とフィリップ・オーモン(2007年全体11位)を相次いで他球団に放出した。
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