マテリアルデータシートの作られ方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 08:32 UTC 版)
「IMDS」の記事における「マテリアルデータシートの作られ方」の解説
IMDSではサプライチェーンに沿ってMDSが発行(送信)されていくことを前提としている。つまり、コンポーネントメーカーはサブコンポーネントメーカーあるいは材料メーカー各社からMDSを発行してもらい、そのMDSをまとめて自社で製造するコンポーネントのMDSとする。そして、そのMDSはその上位のコンポーネントのメーカーに対して発行するわけである。汎用性のあるコンポーネントや材料は、特定の納入先に対して発行するのではなく、誰でも使える一般的な公開MDSとして発行することもできる。ただし、同じコンポーネントでも、納入先によって部品番号が違う、というような場合は、別のMDSにしなければならない。 IMDSは、入力されたMDSの内容を送信時にチェックする機能を持っている。例えばワイルドカードが10%を超えるようなミスは自動的に検出できる。しかし、全てのことをチェックできるわけではないし、また、納入先が特別に要求する記載事項がある場合もあるので、MDSを受け取る側(コンポーネントや材料が納入される側)は、送信されたMDSをチェックして承認しなければならない。不備があって承認できない場合は、拒否(リジェクト)されるか、修正するように承認者から要求される。 入力はすべて英語で行われる。コンポーネントや材料の名称のように別の言語の記述を併記できる項目もあるが、その場合でも英語の記述は必須となっている。名称のほかに、部品番号のようなコンポーネントの番号、重量などは必須入力項目である。任意で入力できるものとして、例えば社内だけで通用するコンポーネントの番号、サプライヤー名、その他の特記事項などがある。
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