ホンダ・CB750K
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 23:08 UTC 版)
CB750K(シービーななひゃくごじゅうケー)は、かつて本田技研工業が製造販売していたオートバイである。本項では姉妹車の750 CUSTOM EXCLUSIVE(ななひゃくごじゅうカスタムエクスクルーシブ)ならびにCB750 CUSTOM(シービーななひゃくごじゅうカスタム)についても解説を行う。
注釈
- ^ より正確にはマイナーチェンジモデルのドリームCB750FOUR-K。
- ^ CB750E型エンジンは開発段階ですでにDOHCの採用が検討されていたが、メンテナンス性の向上などを理由に不要と判断されSOHCを採用した[1]。また販売開始後も当初は早い段階でのDOHC化を再検討されたが、予想以上に販売面での好調を受けて開発は見送られた[2]。
- ^ 当時は専務で後に3代目社長。
- ^ 1972年にマスキー法の基準を満たしたCVCCエンジンの開発を達成していたことから環境適応エンジン開発に関しては一区切りついたとの判断もある。
- ^ 1976年モデルでは初期が内径x行程:68.0x63.0(mm)・排気量915.2㏄、後期が内径x行程:68.0x64.8(mm)・排気量941㏄、1977年/1978年モデルが内径x行程:70.0x64.8(mm)・排気量997ccである[4]。
- ^ より正確には1976年モデルがRCB480A、1977年モデルがRCB481A、1978年モデルがRCA482Aである。
- ^ 本規制は海外生産モデルや逆輸入車には適用されず、1989年に撤廃された。
- ^ ただし従来とは異なり、干渉による低中速トルクアップや消音効果を高める観点からエキゾーストマニホールド途中で排気を集合させている[6]。
- ^ 同時開発されたCB750Fは最高出力68ps/9,000rpm・最大トルク5.9kg-m/7,000rpmと異なるが、これはスポーティーなエンジン特性実現のためカムシャフトを変更し、吸排気系をCB900Fと同一とするための差異である[8]。
- ^ 同社やオートバイ用品店のナップスが発行するキジマ製品のパーツリスト[10]に記載がある。
- ^ 当時は暴走族が社会問題となっていた時期で「CB750Fはハンドル位置が低くて危険。バイクもシート位置からの高さが一定以上必要」と運輸省(現・国土交通省)が指摘し難色を示した。それに対して暴走族のハンドルとは大きく違うことや前方視認性も損なわない位置で操作に影響がないことなど同社がねばり強く交渉したため型式認定に時間を要した[8]。
出典
- ^ 本田技研工業公式HP 語り継ぎたいこと DREAM CB750FOUR p4
- ^ 小関和夫・著 三樹書房・刊『ホンダCBストーリー』 p93・98
- ^ a b c 本田技研工業公式HP 山中勲の手記 熱き心で夢を創らん 第3話 p1
- ^ a b c 本田技研工業公式HP 山中勲の手記 熱き心で夢を創らん 第2話 p2
- ^ a b c 本田技研工業公式HP 山中勲の手記 熱き心で夢を創らん 第3話 p5
- ^ a b c 1978年12月12日プレスリリース
- ^ HONDA FACT BOOK WING GL500 - 車体
- ^ a b 本田技研工業公式HP 山中勲の手記 熱き心で夢を創らん 第3話 p4
- ^ a b c 1980年5月20日プレスリリース
- ^ ナップス「キジマ製レバー」適合表
- ^ a b 1981年4月22日プレスリリース
- ^ 1979年6月22日プレスリリース
- 1 ホンダ・CB750Kとは
- 2 ホンダ・CB750Kの概要
- 3 諸元
- 4 評価
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