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ホンダ・CB750

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/28 10:18 UTC 版)

ホンダ・CB750
ホンダ・CB750 Special(2008年モデル)
Honda CB750 Special 2007TMS.jpg
排気量クラス 大型自動二輪車
メーカー ホンダ
製造期間 1992年 - 2008年
車体型式 BC-RC42
タイプ ネイキッド (オートバイ)
フレーム ダブルクレードル
エンジン RC17E型 747cc
最高出力 75PS/8,500rpm
最大トルク 6.5kg-m/7,500rpm
燃料供給装置 キャブレター (VENAC)
変速機 常時噛合式5段リターン
駆動方式 チェーンドライブ
サスペンション
: テレスコピック式
: スイングアーム式
ブレーキ
前: 油圧式ダブルディスク
後: 油圧式ディスク
全長x全幅x全高 2155mm x 780mm x 1100mm
シート高 795mm
ホイールベース 1495mm
車両重量 235kg
乗車定員 2人
燃料タンク容量 20L
備考 上記スペックは2008年最終型モデルのもの
燃料消費率 27.0km/l(60km/h定地走行テスト値)
最小回転半径 2.7m
先代 ナイトホーク750
後継 CB1100
●Template●       ●WikiProject●

CB750(シービーななひゃくごじゅう)とは、本田技研工業が製造販売していたオートバイである。

目次

解説

1992年に発売された。当時はいわゆるネイキッドスタイルのオートバイが流行していたため、ホンダはゼファー750に対抗して急遽北米向け機種だったナイトホーク750を限定発売、その後継としてより日本向けに改良されて登場した。ちなみに機種コードではCB750F*と表記される。(*に年次コードが入る)

エンジンCBX750Fと同じ型番の「RC17E」という空冷DOHC4気筒エンジンを流用している。このエンジンはほぼ全域が実用回転域で扱いやすく、エンジン音が、「電気モーターのような」と表現される。燃費は 17~23km/lほど。

欠点としてオイルクーラーに電動ファンが教習車仕様以外は標準装備されておらずオイルクーラー自体の冷却能力が低いため、渋滞時には冬季でもオーバーヒートに陥ることがある。オーバーヒートに陥った場合ノッキングが増加しオイルも急速に劣化するため、早期の交換が望ましい。教習車用などのオイルクーラーと電動ファンをつけることで対策を講じることもできる。

ギアの構造上、ローに入れるときに、「ガコン」と音がする。スーパーカブのギア入力時の音と酷似しているため、CB750=スーパーカブ750と揶揄されることもある。この揶揄は「カブと同様になかなか壊れない」という耐久性の高さ、「スーパーカブのように気構えずに乗ることができる」という意味にも通じている。

重量があり、剛性が高いとはいえない鋼管ダブルクレードルのフレームに幅が狭い後輪(150/70ZR17)を装着しているため、限界を試すスポーツ走行には向かないものの、下記の通り教習車として採用されるに表されるように、低剛性のフレームがかえって挙動の穏やかさを生み、大型二輪初心者でも扱いやすく、良い意味で枯れた技術のみを用いながら高速域の安定性と、低速での扱いやすさを実現させている。

しかし発売当初は、ネイキッドとはいえ、特に突出した性能を持たなかったことから、レーサーを意識して開発されていたかつてのCB750Fや、同時期に発売されたCB1000スーパーフォアに比べると地味な存在であったが、1996年から自動車教習所において大型自動二輪車免許の教習が開始されると、教習車仕様(下記)も発売されるようになり、次第に先代の教習車であるVFR750Kから取って替わるようになり、一般的にも存在が認知されるようになった。

発売から数年おきに車体色の変更や装備の省略化が行われ、しばらく放置状態が続いていたが、2003年に開催された東京モーターショーで、大幅にテコ入れされマイナーチェンジモデルが展示され、翌年に発売された。主な変更内容としてはマルチリフレクターヘッドライト・メーター周りが現代的に変更され、キャブレターにスロットルポジションセンサーを装備し、点火時期のセッティングを自動化、リアサスペンションは発売当時には採用されていたサブタンク付きリアサスペンションが復活し、盗難対策としてイモビライザー(HISS)も搭載された。外見や車体色も往年のCB750FC (CB1100F) をイメージした赤系(レッド+ホワイト)と2005年から加わった青系(ブルー+ホワイト)の塗装が採用されている。なお、FCカラーと呼ばれるのが定番になっているが、タンクは“HONDA”ではなくウイングマークなので、正確にはCB750FCインテグラ、又はCB1100Fのヨーロッパ仕様と同じになる。2006年12月には漆と黒檀をイメージした(ブラック+エンジ系レッド)が追加されたが、わずか1年足らずの2007年10月にラインナップから消えた。

2007年3月には往年の選手フレディ・スペンサーの乗車していたCB750Fの塗装を再現し、スペンサーカラーとして、CB750 Special Edition を受注期間限定方式で550台(※リコール情報の型番から推測。当初メーカー予定販売台数300台)発売、これが事実上の Final Edition かと思われたが、2007年9月にCBXカラーとして銀系(シルバー+ブラック)・赤系(エンジ系レッド+ブラック)をCB750 Specialとして発売、このSpecialバージョンと既存の2色を2008年モデルとしたが、9月から強化された自動車排出ガス規制を現状ではクリアできないため、特に Final Edition は設定されることなく、2008年8月に生産終了となった。なおモデル末期はホンダの拠点移動に伴い浜松製作所から熊本製作所に生産が移管されていた。

CB750の後継車については、2007年東京モーターショーに CB1100F という試作車として出品展示され、その後2010年に正式発売されたCB1100(1100cc空冷4気筒)が位置づけられている。

教習車仕様

教習車として使用されるCB750は市販バージョンと以下の点が変更されている(現在は市販バージョンと同様に生産終了)。なお、CB1100は教習車としては後継として設定されていない。

外装
  • ハンドル変更(アップハンドル装着)
  • 大型エンジンガード・マフラーガード装着
  • 走行状況表示ランプ装着 - ランプ10個程度が装着されている詳細表示のものと、4個程度の簡易表示のものがある。2つに分けている理由は不明だが、教習所によってどちらかを選択している。
    • 4個装着の場合 - 速度40km以上で点滅する表示・フロントブレーキ表示・リアブレーキ表示・エンスト表示。
    • 10個表示の場合 - 4個表示に追加して、ギア1、2、3、5、N、エンスト表示。ギアが4速に入っている場合はギア表示消灯。
  • ミラー変更(角→丸)
  • マフラー変更(メッキ→黒塗装)
  • シート変更(ローシート装着)
  • ステップ変更(アルミ→鉄+ヒールガード)
  • ライト変更(マルチリフレクターライト→単純ハロゲンライト)
  • ライトスイッチ装着(※所内走行のため)
機構
  • 大型オイルクーラー装着(さらに低速走行主体のためサーモスタット付きの電動ファンを装着している。)
  • エンジン圧縮比デチューン(9.3→8.8)
  • エンジン馬力デチューン(75PS→73PS)
  • エンジントルクデチューン(6.5kg-m→6.3kg-m)
  • クラッチ形式変更(ワイヤー式→油圧式)
  • リアブレーキ強化 (1pot→2pot)





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