プラチャンダ政権への参加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 09:09 UTC 版)
「ネパール共産党統一マルクス・レーニン主義派」の記事における「プラチャンダ政権への参加」の解説
政治の実権を握る首相の選出についてはヤーダブ大統領が第一党毛沢東派のプラチャンダ議長に「政党の合意による政権」を作るよう期限付きで要請したが、期限までに政党間の合意が成立せず、制憲議会での投票で決めることとなった。議会第一党の毛派と第二党ネパール会議派が対立する中、統一共産党はキャスティング・ボートを利用し、毛派・統一共産党・マデシ人権フォーラムなどで政権をとることで合意、2008年8月25日、制憲議会でプラチャンダ政権を誕生させた。閣僚には次の6人が挙げられた。 内務大臣:バム・デーブ・ガウタム 水資源大臣:ヴィシュヌ・ポウデル 地域開発大臣:ラーム・チャンドラ・ジャー 工業大臣:アスタラクシュミ・シャキャ 森林大臣:キラン・グルン 青年・スポーツ大臣:ゴパル・シャキャ しかし、8月23日、突然、統一共産党は、内閣No.2のポストをプラチャンダに要求して6閣僚の就任を保留した。結局プラチャンダは譲歩し、No.2ポストを毛派のバーブラーム・バッタライ財務相から、バム・デーブ・ガウタム内相に変更し、ガウタムを内相兼副首相に指名した。統一共産党は政権に復帰し、6大臣は8月31日正式に就任した。統一共産党のキャスティング・ボートの力学に毛派が屈した形となった。
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