ブロック溶接
アーク溶接で、溶接長が長く、多層盛りが必要な場合、図に示すように、1単位長ずつ一定の層までまとめて溶接していく方法をフーロック溶接という。すなわち、一定の長さのビードを一定の層数盛り上げてゆき、順次進んで溶接を行う方法である。この溶接法は初層で割れが発生しやすいときに用いられる。自動車ボディの溶接、組み立ての場合、あらかじめ、床部分のアンダーボディ、側面部分のキャブサイドフレームなどの組み立てを行い、これらの部品を最終的にボディとして組み上げる工法がとられる。最終溶接組立ての前工程で行われる溶接を、ブロック溶接という場合がある。
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