フッティルーテン 一分一秒を追う
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「スローテレビ」の記事における「フッティルーテン 一分一秒を追う」の解説
中央ヨーロッパ時間の2011年6月16日19時45分から、ノルウェー放送協会はノルウェー沿岸急行船フッティルーテンの放送を始めた。この放送はノールノルゲ号からの撮影で、ベルゲンからキルケネスまでの134時間の航海の間、生放送で中断無しの放送であった。全体で11台のカメラが使われ、そのうち3台は固定、1台は船首のカメラ、そして船全体の映像を撮影するためシネフレックス(スタビライザーカメラ)が使われた。 この番組は、ノルウェー国内ではノルウェー放送協会第二チャンネルにおいて放送され、海外の視聴者や外国に滞在中のノルウェー人に向けてはインターネット上で放送された。インターネット放送ではノルウェー語と英語に対応していた。この番組はメディア、視聴者どちらの観点からしても、以前の『ベルゲン線 一分一秒を追う』よりも大いに関心を引き、人気を得た。 2011年6月17日から6月19日にかけての週末に、ノルウェーの人口のおよそ半分にあたる、2,542,000人が生放送を視聴した。6月19日の23時45分に最大となり、692,000人が視聴していた。この時、船がロフォーテン諸島のトロルフィヨルドに向けて出発したところであった。この番組は、生放送の最長ドキュメンタリー番組として世界記録を樹立しようとしていて、ギネス世界記録への登録を待っていた。この番組の放送時間134時間に対して、それまでの世界記録は13時間であった。 2012年に、『フッティルーテン 一分一秒を追う』はノルウェー版ユネスコ記憶遺産である"Norsk Dokumentarv"に含まれることになった。
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