フィコビリソーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 21:01 UTC 版)
フィコビリソーム(英語:phycobilisome)は、藍藻・紅藻・灰色藻における光化学系IIの集光性アンテナ色素タンパク質複合体。細胞内の、もしくは葉緑体のチラコイド膜に結合したタンパク質の超複合体である[1]。構成要素であるポリペプチドの数は 600 に達し、直径は 40nm 前後、全体の分子量は 1MDa を超える。光エネルギーの捕集や光適応など、光合成に関わる様々な機能を持つ[2]。
- ^ 藍藻 Gloeobacter にはチラコイド膜が無く、フィコビリソームは細胞膜の内側に結合している。Graham and Wilcox, p110
- ^ 近藤ほか, p. 295.
- ^ 近藤ほか, p. 296.
- ^ Graham and Wilcox, p111
- ^ & 井上(2006), p. 243,246.
- ^ a b c 近藤ほか.
- ^ a b & 井上(2006), p. 243.
- ^ a b Graham and Wilcox, p110
- ^ Graham and Wilcox, p111-112
- ^ a b & 井上(2006), p. 245.
- ^ Graham and Wilcox, p345
- ^ Graham and Wilcox, p140
- ^ & 井上(2006), p. 246.
- 1 フィコビリソームとは
- 2 フィコビリソームの概要
- 3 進化と多様性
- 4 参考文献
- 5 関連項目
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