ビブレ撤退と公営ギャンブル施設誘致計画
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「ぶらくり丁商店街」の記事における「ビブレ撤退と公営ギャンブル施設誘致計画」の解説
和歌山ビブレ跡地の活用策として、2004年(平成16年)に場外舟券売場の誘致が計画されたが、市民から反対運動が巻き起こり、市議会への請願やデモ行進などが行われた。結局、ビルの解体撤去が決定し、2007年(平成19年)3月に場外舟券売場の誘致計画は頓挫した。 しかし2007年(平成19年)8月には、ドン・キホーテぶらくり丁店北側の元タクシー会社駐車場跡に場外舟券売場を作るという計画が明らかにされた。2009年(平成21年)4月9日、和歌山市長宛に設置に関する同意願と事業計画書の概要が提出された。これについてはぶらくり丁大通り商店街が設置に賛成し、推進派は「町が活性化するために何かが必要だ」、「町内ににぎわいを取り戻すために必要だ」」と主張したが、反対派は再び市議会への請願やデモ行進を行うなどして対抗した。 2008年(平成20年)には、設置の前提条件である「設置場所が含まれる単位自治会」にあたる本町地区第11区が、計画に対して一旦は市長に推進の要望書を出したが、本町36地区のうち27地区の自治会が市長に反対決議を提出し、2008年(平成20年)6月に「要望書を取り下げ再度検討する方向」と発表、逆に反対派が市議会に提出した設置反対の請願書が2009年(平成21年)7月9日に市議会で可決され、計画は事実上頓挫した。 このほか、2011年(平成23年)には新たに場外馬券売場の設置計画が浮上したが、これに対して9月27日に市長宛てに反対の要望書、12月2日に市議会議長に設置反対に関する要望書が提出された。こうして公営ギャンブル施設設置を巡る賛否両派の攻防が続いたあげく、2014年(平成26年)10月22日、兵庫県競馬組合の場外馬券売り場「DASH和歌山」が開設された。
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