パステル蓼科【パステルタテシナ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10426号 |
登録年月日 | 2002年 7月 10日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | パステル蓼科 よみ:パステルタテシナ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 7月 12日 | |
品種登録者の名称 | 上原亮一 | |
品種登録者の住所 | 長野県茅野市米沢4951 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 上原亮一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、エゾリンドウ白花種の変異個体から育成されたものであり、花は内面上部が黄白色、内面中部が緑白色、外面は基部及び花冠先端周縁部が黄白色で中央部が紫青色の切花向きの早生種である。 植物体の形状は直立性、草丈は120~159㎝である。茎の直径は3.0~4.9㎜、横断面の形状は円形、上部の色は淡緑、着色程度は少、下部の色は淡緑、着色程度は少である。1節側枝発生数は1~4、2節以上の側枝発生数は1~6、1節側枝発生位置は上部のみである。葉長は7.0~9.9㎝、葉幅は2.0~2.9㎝、葉身の形状は楕円形、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂~下位節に群生、開花の順序は全体一斉、頂部の着花数は5~8、茎当たりの総花数は30~49である。花冠の形状は鐘形、長さは4.0~4.9㎝、直径は1.2~1.5㎝、先端の直径は1.5~1.9㎝、転回は反転せず、花冠内面上部の色は黄白(JHS カラーチャート3301)、内面中部の色は緑白(同4301)、外面の色は基部及び花冠先端周縁部が黄白(同2501)で中央部が紫青(同7612)、内面上部及び内面中部の斑点は無、外面の斑点は少、外面の縞模様の有無は無である。花冠裂片の長さは6~7㎜、幅は8~9㎜、形状はⅣ型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は早で、育成地(長野県茅野市)では8月上旬である。 エゾリンドウ白花種及びエゾリンドウ紫花種と比較して、花冠外面の色が基部及び花冠先端周縁部が黄白で中央部が紫青であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和56年に育成者のほ場(長野県茅野市)において、エゾリンドウ白花種の中に花色の異なる個体を発見し、その個体どうしを交配、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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