バダジェフスカ

ピティナ・ピアノ作曲家事典

バダジェフスカ

【英】：Bądarzewska-Baranowska, Tekla

[ポーランド]  1834～1861

2007年6月 執筆者： 宮本　優美

ポーランドの女流作曲家。ワルシャワに生まれる。音楽の訓練は受けなかったが、1856年にワルシャワで出版された〈乙女の祈り〉が人気を呼んだ。59年にこの小品がパリの音楽雑誌の付録として発表されると、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス、オーストラリア、アメリカの80を超える出版社から刊行され、様々な編曲で親しまれた。彼女はサロン音楽を30余り作曲したが、現在は〈乙女の祈り〉だけが知られている。1861年ワルシャワ没。

ピアノ独奏曲

種々の作品  [ピアノ独奏曲]

かなえられた祈りまたは乙女の祈りへの答え／Prière exaucée ou reponse à la prière d'une Vierge

感謝祭／Acción de gracias

バイヨンヌ（華麗なマズルカ）／Bayonne (Mazourka brillant)

葡萄を収穫する人々の歌／Chants des vendangeurs

ベニハシガラス とカラス／Chough and Crow (vide Bishop)

甘い夢／Douce Rêverie

森のこだま／L'echo des bois

希望／L'Espérance

信頼／La foi

幽霊のメロディ／La mélodie du fantôme

朝の調べ／Harmonies du matin

リリアン・マズルカ／Lilian Mazurka

マグダレナ　神聖なメロディ／Magdalena. Mélodie sacrée

乙女の夢／The Maiden's Dream

乙女の晩祷／Maiden's Evensong

マズルカ／Mazurka

3つのサロン用小品／3 Morceaux de salon

孤児の祈り／The Orphan's prayer

母の祈り／Prière de la mère

乙女の祈り　第2番／Seconde Prière d'une vierge

天使の夢／Le rêve d'un ange

水夫の祈り／Sailor's Prayer

森の中で／I Skoven

兵士の祈り／Soldier's Prayer

田舎家の思い出／Souvenir à ma chaumière

お気に入りの小品／Beliebte Stück

同情／Sympathie

幻影、夢／Vision (Drommebillede), rêverie

エオリアン・ハープ／Aeolian Harp

乙女の祈り／La Prière d'une vierge 1851

外国人名読み方字典

バダジェフスカ

名前 Badarzewska

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テクラ・バダジェフスカ

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テクラ・ボンダジェフスカ＝バラノフスカ（波: Tekla Bądarzewska-Baranowska、1834年/1838年 - 1861年9月29日）は、ポーランド出身の作曲家・ピアニスト。二重姓の後半は夫の姓（の女性形）でしばしば省略されることがあり、日本ではオゴネクを省いたラテン文字表記からの転写等で一般にテクラ・バダジェフスカ、あるいはテクラ・バダルジェフスカと表記される（ポーランド語では rz という綴りで一音の有声そり舌摩擦音を表す）。