ネオリアリズム
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「新現実主義」とも訳されるネオリアリズム(英: Neorealism)は、国際政治学の主要理論のひとつで、構造的現実主義(英: structural realism)とも呼ばれる。アメリカ合衆国の国際政治学者ケネス・ウォルツが1979年に刊行した著書 Theory of International Politics で提示した。80年代のアメリカの学界において圧倒的な地位を占めるに至り、その後の国際関係理論はネオリアリズムとその批判によって展開されていった。
- 1 ネオリアリズムとは
- 2 ネオリアリズムの概要
- 3 ウォルツの理論
- 4 代表的論者と学派・理論
ネオ・リアリズム
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ネオ・リアリズムとは国際構造があらゆる国家の行動に影響すると仮定した理論体系であり、これにはウォルツ (K.N. Waltz) による国際政治を無政府状態と勢力分布で説明する Theory of International Politics (1979)、またギルピン (R.Gilpin) による戦争だけが国際構造を変えるとする War and Change in World Politics (1981) などがある。 ネオ・リアリストであるウォルト (S. M. Walt) はバンドワゴン理論を打ち出した。これは同盟体制は脅威に対抗するだけでなく、脅威国に同調される時にも形成されるという考えであり、つまりバンドワゴン(勝ち馬に乗る)行動を示すことを述べた。例えば1930年代に中欧、バルカン諸国の中小国がドイツ(ヒトラー)に次々と与し、協力していった。また日英同盟、日独伊三国同盟、現在の日米同盟などは勢力均衡理論に立った同盟ではなく、バンドワゴン理論に基づく同盟であると指摘している。
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「ネオリアリズム」の例文・使い方・用例・文例
- ネオリアリズムという芸術運動
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