ネオリアリズムとは? わかりやすく解説

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ネオリアリズム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/06 20:13 UTC 版)

「新現実主義」とも訳されるネオリアリズム: Neorealism)は、国際政治学の主要理論のひとつで、構造的現実主義: structural realism)とも呼ばれる。アメリカ合衆国国際政治学者ケネス・ウォルツが1979年に刊行した著書 Theory of International Politics で提示した。80年代のアメリカの学界において圧倒的な地位を占めるに至り、その後の国際関係理論はネオリアリズムとその批判によって展開されていった。


  1. ^ ケネス・ウォルツ 著、渡邉昭夫・岡垣知子 訳『『人間・国家・戦争ー国際政治の3つのイメージ』』勁草書房、2013年、22-23頁。 
  2. ^ 野口和彦・吉川直人 編『国際関係理論』勁草書房、2006年、141-143頁。 
  3. ^ 土山實男『『安全保障の国際政治学ー焦りと傲り〔第二版〕』』有斐閣、2014年、12頁。 
  4. ^ Robert O. Keohane, ed., Neorealism and Its Critics, New York: Columbia University Press, 1986.


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ネオ・リアリズム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 16:42 UTC 版)

国家安全保障」の記事における「ネオ・リアリズム」の解説

ネオ・リアリズムとは国際構造あらゆる国家行動影響する仮定した理論体系であり、これにはウォルツ (K.N. Waltz) による国際政治無政府状態勢力分布説明する Theory of International Politics (1979)、またギルピン (R.Gilpin) による戦争だけが国際構造変えるとする War and Change in World Politics (1981) などがある。 ネオ・リアリストであるウォルト (S. M. Walt) はバンドワゴン理論打ち出した。これは同盟体制脅威対抗するだけでなく、脅威国に同調される時に形成されるという考えであり、つまりバンドワゴン勝ち馬に乗る行動を示すことを述べた例え1930年代中欧バルカン諸国中小国ドイツヒトラー)に次々と与し協力していった。また日英同盟日独伊三国同盟現在の日米同盟などは勢力均衡理論立った同盟ではなくバンドワゴン理論に基づく同盟であると指摘している。

※この「ネオ・リアリズム」の解説は、「国家安全保障」の解説の一部です。
「ネオ・リアリズム」を含む「国家安全保障」の記事については、「国家安全保障」の概要を参照ください。

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