ニューマチックトレール
タイヤのコーナリングフォースの着力点とタイヤの接地中心との距離をいう。コーナリングフォースのモーメントアームとして働き、ニューマチックトレール×コーナリングフォースがセルフアライニングトルクとなる。タイヤのサイズや種類、接地荷重などによって異なるが、乗用車用タイヤで20~40mm程度である。横滑り角の増加によって減少するため、セルフアライニングトルクは、比較的小さい横滑り角で最大値になり、以下減少する。激しい旋回や、滑りやすい路面でタイヤの横滑り角が大きくなると、保舵力がなくなるように感じるのはこのためである。
参照 セルフアライニングトルク・スティフネスニューマチックトレール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 07:18 UTC 版)
ニューマチックトレール(英語: pneumatic trail)は、硬い路面上を転がり、(旋回中で見られるように)横荷重が掛かっている柔軟なタイヤによって生成されるトレール様効果である。より専門的に言えば、接地面の幾何中心と、横すべりの結果として起こる力が起きる点の距離である。
- ^ Cossalter, Vittore (2006). Motorcycle Dynamics (Second ed.). Lulu.com. pp. 59–60. ISBN 978-1-4303-0861-4
- ^ Smith, Nicholas D. (2004). Understanding Parameters Influencing Tire Modeling. Formula SAE Platform. オリジナルの2008-09-20時点におけるアーカイブ。 2008年11月21日閲覧。.
- ^ Clark, Samuel Kelly (1981). Mechanics of pneumatic tires. U.S. Dept. of Transportation, National Highway Traffic Safety Administration, Washington, D.C.
- 1 ニューマチックトレールとは
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