横滑り角(タイヤ)
タイヤの接地点において、タイヤ中心面とタイヤの進行方向のなす角をいう。この角度によりタイヤはクルマの旋回の源となるコーナリングフォースを発生する。運転者はハンドル角を入力として横滑り角を制御することでクルマを操縦している。直進時にはトー角と一致する。
参照 重心点横滑り角スリップ角
(横滑り角 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 03:28 UTC 版)
車両の運動力学において、スリップ角(スリップかく、英語: Slip angle[1]、sideslip angle[2])または横すべり角は、車輪が向いている方向と実際に車輪が進行している方向との間の角度である(すなわち、前方速度ベクトルと、車輪の前方速度および横速度の和との間の角度)[1]。このスリップ角によって旋回求心力(コーナリングフォース)が生まれる。旋回求心力は接地面の面内にあり、接地面と車輪の中心面の交線に対して垂直である[1]。この旋回求心力は、スリップ角の初めの数度に対しておおよそ線形に増大し、次に減少し始める前の最大値まで非線形に増大する[1]。
- 1 スリップ角とは
- 2 スリップ角の概要
- 3 原因
- 4 関連項目
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