ナタリーをとりまく人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 04:33 UTC 版)
エレーヌ・オーモン ナタリーの学生時代からの同級生かつ親友であり、良き理解者。明朗快活でしっかり者。ナタリーを時に叱咤し、励ます。編集の仕事をしている。ヴォージュに惹かれるも失恋し、傷心の際にミッシェルに慰められたことをきっかけに結婚。やがて、一人娘・エディットを産む。 ロベール・ブリュエ エレーヌの上司。ナタリーの童話を出版している出版社の編集長。彼女の才能を見いだしデビューさせた。ナタリーに好意を寄せており、思いを打ち明けるが、ナタリーの思いを尊重し、身を引く。その後もなにかと力になっている。 ミッシェル ロベールの友人で、ヴォージュの甥。精神科医で、マダム・クレールの主治医だった。専門は精神科医だが、幼いフランシスがはしかを患った時に適切な治療を施している。長髪で眼鏡をかけている。プレイボーイだったが、のちにエレーヌと結婚する。 ヴォージュ・ド・ランベール 画家であり、ヴァン・ロゼ校で美術教師をしている。学生時代にドイツ人のフローリア・ドベルジュと恋仲になったが、父親に反対され、フローリアが密かに身を引いたため失恋する。実情を知らず、裏切られたと思っていたが、彼女を忘れられず、フローリアをモチーフにした絵を描き続け、独身を貫いている。 絵画の才能があるフランシスをとても可愛がっていた。後に、彼が実の孫であると知る。 シフォンヌ・シャブローニュ 社交界の女王で、ヴォージュの元婚約者だった。こっぴどく振られたあとも、ヴォージュと大人のつきあいをしている。作家協会のスポンサーのひとり。ナタリーにアメリカ行きを勧めた。 ジェフ・ハワード アメリカのテレビ局H.B.Cの社長。ナタリーのスポンサー。ジェラルディと結婚しているが、彼女の家柄とつり合う人間になるために仕事に邁進しているうちにすれ違い、別居に至った。在米中のナタリーと懇意にしていて、同棲しようと激しくアプローチしていたが、ナタリーに妻の元へ戻るよう諭され、ジェラルディの元へ戻った。 ジル・カーター ジェフの女性秘書。アメリカでのナタリーの生活を支えるよい友人となった。
※この「ナタリーをとりまく人物」の解説は、「砂の城」の解説の一部です。
「ナタリーをとりまく人物」を含む「砂の城」の記事については、「砂の城」の概要を参照ください。
- ナタリーをとりまく人物のページへのリンク