ドリュラエウムの戦いとは? わかりやすく解説

ドリュラエウムの戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/09 04:45 UTC 版)

ドリュラエウムの戦い(ドリュラエウムのたたかい、Battle of Dorylaeum)は第1回十字軍の主要な戦闘の一つ。1097年7月1日アナトリア半島北西部のドリュラエウム(現在のエスキシェヒール近郊)で、行軍中の十字軍をルーム・セルジューク朝の騎兵が襲ったが、十字軍はこれを撃退することに成功した。


  1. ^ a b c d John France, The Crusades And The Expansion Of Catholic Christendom, 1000-1714, p. 71 "[...]その結果、ボエモンやノルマンディーのロベール、ブロワのエティエンヌらの20,000人ほどの前衛と、30,000人ほどの本隊の間に5キロメートルほどの間が空くことになった。彼らはクルチ・アルスラーンの接近に気づいていた。彼はニカイアで破れて逃れた後、新たな味方であるダニシュメンドのトルコ人を含めて6,000人から7,000人ほどの騎兵を連れて戻ってきたのだった。"
  2. ^ a b Bennett, The Hutchinson Dictionary of Ancient & Medieval Warfare, p. 103 "1097年のニカイア攻囲戦の成功に続き、十字軍は糧秣のために二つの隊に分かれた。ボエモン率いる前衛はボジュユク(Bozüyük)で襲撃を受けた。クルチ・アルスラーンは7,000人から8,000人のセルジューク弓騎兵で待ち伏せを行い、十字軍を大混乱に陥れたのだった。"


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ドリュラエウムの戦い

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第1回十字軍」の記事における「ドリュラエウムの戦い」の解説

詳細は「ドリュラエウムの戦い」を参照 十字軍諸隊は、案内役東ローマ帝国将軍タティキオス(Tatikios)の兵に伴われコンヤへ向かう途中ドリュラエウムにいたが、その道ボエモン部隊クルチ・アルスラーン1世とダニシュメンドの連合軍急襲受けた。他の部隊ボエモン救出し、ドリュラエウムで戦闘状態に入った。これをドリュラエウムの戦いという。この戦いにおいてゴドフロワ・ド・ブイヨンセルジューク軍の包囲受けて窮地陥ったが、教皇使節アデマール軍勢率いて救援駆けつけたため救われた。セルジューク軍は、次々現れる援軍前に衆寡敵せず逃走したアデマールセルジューク軍を撃破したことで、十字軍アンティオキア目指しアナトリア侵攻できるようになったアナトリアでの進軍十字軍将兵にとって困難なものとなった十字軍略奪によって物資得たが、夏の暑さ食料の不足から多くの兵が倒れ軍馬失った。彼らはアナトリア横断100日もかけた。十字軍全体指揮誰が執るのかということに関して結論が出ることはなかった。全体統率ができるほど強力な指導者がいなかったためであるが、全体の中ではレーモン・ド・サン・ジルとアデマール指導者地位認められていた。

※この「ドリュラエウムの戦い」の解説は、「第1回十字軍」の解説の一部です。
「ドリュラエウムの戦い」を含む「第1回十字軍」の記事については、「第1回十字軍」の概要を参照ください。

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