ドイツの勲章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 19:23 UTC 版)
ドイツは中世以来独立した領邦国家に分かれていたため、叙勲などの栄典制度も各領邦ごとに定められていた。1871年にドイツは統一されたが、ドイツ帝国は多数の王国や公国などから成る連邦国家であり、栄典制度の制定や叙勲の権限は各領邦にあった。そのため「ドイツ帝国の勲章」というものは存在しなかった。第一次世界大戦の敗戦によりヴァイマル共和政となると、帝国時代の勲章が全て廃止されたばかりでなく、勲章の授受も禁止されていた(ヴァイマル憲法109条)。こうしたことから統一国家であるドイツ国の勲章として政府による正式な勲章が最初に制定されたのはナチス政権下であった。
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