トッカータ 嬰ヘ短調とは? わかりやすく解説

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バッハ:トッカータ 嬰ヘ短調

英語表記/番号出版情報
バッハ:トッカータ 嬰ヘ短調Toccata fis-Moll BWV 910作曲年: 1707-13年  出版年1837年  初版出版地/出版社: Trautwein 

作品解説

2007年7月 執筆者: 朝山 奈津子

 トッカータ導入部アリオーゾアダージョ、「急速に切り離して Presto e Staccato」と題されるフーガレチタティーヴォ風の推移部、そして半音階主題フーガ4部から成る
 最初推移部であるアダージョは、二分の三という古めかしい書き方がされているが、テンポ決しそれほど遅いわけではない半音階ふんだんに散りばめ、さまざまな調を渡り歩いてゆく。
 続いて全音階順次下行するだけのフーガ主題は、バッハのものとしては珍しいほどにシンプルだが、きわめて判りやすくエネルギー満ちている。二つ目推移部はほとんど同じリズム形を繰り返し用いており、和声進行短調なため、やや冗長に聞こえる。
 最後フーガは、シャコンヌ風のリズム半音階4度下行する主題を持つ。このテーマはまるでラメント・バスのように響きフーガ哀愁与えている。




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