デザインクリニック
デザイン評価のために行う調査の一種。想定する購入対象者による消費者調査や、専門家の意見を聞くプロフェッショナル調査などがある。評価対象物はデザインレンダリングやモックアップモデル、プロトタイプ、その写真やVTRなど。高い機密性を要求されるので、参加者の選定やクリニックの運営には、機密管理に細心の注意が必要。通常は専門家へのインタビューや、購入対象者層から選定した消費者グループインタビュー、アンケート調査などを行う。アメリカでは古くから行われており、なかでもフォードが有名である。最近では日本の自動車メーカーでも一般的になっているが、21世紀には時代後れの手法ともいわれている。クリニックデータに基づいた合議による意思決定ではなく、マネージメント自体の主体性をもった経営判断が、ますます求められている。
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