テッド・ニュージェントをめぐる論争
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「ワシントン・タイムズ」の記事における「テッド・ニュージェントをめぐる論争」の解説
ロックミュージシャンのテッド・ニュージェントは、2010年から2012年にかけてタイムズ紙に毎週コラムを執筆していた。ニュージェントはタイムズ紙への寄稿を始める以前に、オバマ大統領を「クソったれ」(piece of shit)と呼び、「俺のマシンガンを咥えろ」と呼びかけて物議を醸した。また、南軍旗に忠誠を誓っていた。2012年、ニュージェントはオバマ大統領を斬首するとほのめかし、シークレットサービスの訪問を受けた。ニュージェントは、オバマ大統領が再選されたら「私は来年の今頃には死んでいるか、刑務所に入っているだろう」と語っていた。当時、共和党候補として大統領選を戦っていたミット・ロムニーはニュージェントの発言を非難したが、『ワシントン・ポスト』紙のメディア評論家エリック・ウェンプル(英語版)によれば、タイムズ紙からは何の反応もなかった。2014年、ニュージェントはオバマ大統領のことを「共産主義者から教育を受け、共産主義者として育てられた人間以下の雑種犬(英語版)」と呼んだが、その時には既にタイムズ紙のコラムニストを辞めていた。同年2月、テキサス州知事の共和党予備選挙で、ニュージェントはグレッグ・アボットを支持していた。アボットは、ニュージェントの発言について「これは私が使う言葉ではないし、いかなる形であれ支持するものでもない」と述べ、ニュージェントとは距離を置いた。また、ランド・ポール上院議員からも非難され、ニュージェントはこの発言を謝罪した。プルーデン編集長は、ニュージェントを「40年前にある程度名声を得た、口の悪い年老いたロックミュージシャン」と表現し、ニュージェントの発言を非難した。デヴィッド・ウィーゲル(英語版)は『スレート(英語版)』誌で、プルーデンの非難について「そんなに昔のことか? たった1年前に彼はタイムズ紙にコラムを寄稿していたし、その前の数年間は毎週コラムを掲載していたじゃないか」と述べた。
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