ダライ・ラマ12世とは? わかりやすく解説

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ダライ・ラマ12世

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 07:42 UTC 版)

ダライ・ラマ12世ティンレー・ギャツォチベット文字ལའཕྲིན་ལས་རྒྱ་མཚོ་1857年1月26日 - 1875年4月25日)は、チベット仏教ゲルク派の有力な転生系譜で観音菩薩化身とされる勝者王(ダライ・ラマ)の12代目[注釈 1]。ティンレ・ギャツォ、ティンレー・ギャムツォ、ティンレー・ギャンツォとも表記される。チベットウー・ツァン地方の生まれ[1]1860年から死去する1875年までのあいだ、ガンデンポタンを行政府とするダライ・ラマ政権の首長の座にあった[注釈 2]。22歳に達する前に亡くなった4人のダライ・ラマ(9世〜12世)のうちの最後である。


注釈

  1. ^ ダライ・ラマ(ཏཱ་ལའི་བླ་མ་) は、チベット仏教ゲルク派の高位のラマであり、チベット仏教で最上位クラスに位置する化身ラマ名跡である。その名は、大海を意味するモンゴル語の「ダライ Далай,ཱ་ལའི」と、上人)を意味するチベット語の「ラマ བླ་མ་」とを合わせたものである。デエ(2005)p.127
  2. ^ ガンデンポタンとは、1642年にダライ・ラマを国主としてチベットに成立したダライ・ラマ政権の行政機関のことである。
  3. ^ 木村同書(1982年版)では58年版より婉曲的な表現が用いられ、有力貴族間の権力争いの犠牲になった可能性が高いとしている。木村(1982)

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